チベットのお香の中には、24種類もの薬草を配合した物もあり、
薬草を燃やすことで、空気の清浄を保ち、病気を防ぐ考えがあったようです。
(まあ、薬草を燃やしたから効果があるとは思えませんが)
チベット香の独特の香りは、これら薬草に依るのでしょう。
雑多な薬草を香料として配合し、かつ、香りの調和を保っているのは
さすが!と思います。
このように、チベット香の独特の香りは、歴史と文化の結晶であったのです。
このお香に火を付けるとかつてチベットを旅行したとき、
ラサの下町にあふれていた不思議な香りを思い出します。
私に取ってのチベットの思い出の半分はこの不思議な香りに依るのかも
しれません。
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