その香りの構成要素はとても複雑で、同じ木から採取したものであっても微妙に
香りが異なるほど。 ゆっくり加熱を続けると、
次第に甘い香りが増していくのも面白いところです。
・原木は、比重が0.4と非常に軽いが、樹脂が沈着することで比重が増し、
水に沈むようになる。これが「沈水」の由来となっている。
・産地はベトナム、カンボジア、タイ、ラオス、ミャンマー、インドの一部、
マレーシア、中国、インドネシア、西イリアンなど熱帯、亜熱帯圏の国々。
ベトナムなどのインドシナ半島からの産出量が減少し、
最近では西イリアンまで足を踏み入れるようになりました。
また、沈香の高級品を「伽羅」と呼びます